第2回長野県天文愛好者連絡会(分科会)

第2回長野県天文愛好者連絡会の分科会の内容です。
分科会

東信・北信分科会

○概要

  • 一通り自己紹介をした後に意見交換。
  • 星を見せるボランティアの人材がいない。
  • 高齢化
  • 提案:写真を投稿できる場所が作れないか


○自己紹介

  • MTさん
    上田市在住、ABN勤務、地球を守るプロジェクトに関わり、光害についても取り上げられれば。
  • KOさん
    岡山県は、宇宙県を取られてくやしい、と言っている。はやぶさ2の活躍。
  • SIさん
    きらきらのメンバー。星は好きではない。昼間太陽を見ている。今日も出かける前に観測してきた。
  • KIさん
    新潟県生まれ。
  • YIさん
    上田市から来た。主に星景写真を撮っている。
  • AK1さん
    きらきらのメンバー。きらきらでは、フィルム時代から光害調査を行っている。
  • YWさん
    白馬村で星空案内をしている。ボランティアではない。冬は白馬ではできないので出稼ぎ。観望会の依頼が重なる場合があり困っている。
    人材を育てるには時間がかかる。
    高齢化の問題。
  • T夫妻
    佐久市で活動している。今年は火星の年だったので、火星の動きを示す写真を撮り続けた。
    林間学校など観望会の依頼が多い。
  • AK2さん
    2年前から天体写真を始める。写真を見せたら、長野県はこんなに星が見えるの?という問い合わせが。。。
  • TSさん
    長野市立博物館に勤務。きらきらのメンバーやボランティアと一緒に星を見せている。
    活動のマンネリ化が課題。
  • SSさん
    野辺山にできたばかりの喜峯ヶ丘(きぼうがおか)天文台で活動している。
    中部横断自動車道の開通が心配だ。野辺山宇宙電波観測所も近いが、光害だけでなく、電波や低周波の影響を懸念。
  • HFさん
    小川天文台で、地域おこし協力隊として活動している。
  • MKさん
    しらかば天文台で活動している。技術担当。学生の合宿の協力。
    ほかに、暗い所へ出かけて星の写真を撮影しているアストロジプシー。
  • TKさん
    子どものころから星を見るのが好き。観測はしていないが、星景写真や月の写真を撮影している。
  • MMさん
    塩尻星の会でも、きらきらの取り組みと合わせて光害調査を行っている。
  • KKさん
    野辺山宇宙電波観測所の勤務の傍ら、信州佐久星空案内人の活動に関わっている。この活動を広めていきたい。
  • WFさん
    上田創造館に8年勤務。(現在フリー)以前は、創造館の天文同好会があった。現在は解散している。

○フリートーク

  • WFさんから、自宅の観測小屋の資料を配布し説明。
  • MTさんから、原村星まつりに関わっている。星まつりが始まって25年。ボランティアもそのまま25歳年をとった。なかなか動きにくくなっている。
  • その他、長野県は宇宙県の後援取りのルールづくりが必要。(以前、世界天文年があり、後援を受ける仕組みがあった)
  • 宇宙県のロゴの使い方も明確にしてほしい。

○提案事項

  • 分科会のメンバーを見ると、星景写真、天体写真を撮っている人が多い。撮影した写真を気軽に投稿できる仕組みがほしい。
  • 写真をとおしたネットワーク(つながり)をもちたい。
  • インスタでタグを付けることで、広がりをもつことができる。
  • #長野県は宇宙県 のタグは活用されている(連絡会のタグは不要?)
  • タグ付けは自由である

中信・関東分科会

○概要

  • 自己紹介
  • お互いの観察会を行き来して感じたこと
    • ミラフード館の連続5日火星観察は、訪問の機会が増えて良かった。
    • 望遠鏡のコントローラーを子供に操作させたらとても喜ばれた。
  • 長野の人はわざわざ星を見ない。街中の人の方が見たがる。
    →街中で観察会の機会がもっとあると良い。
  • 長野県の星見スポット=阿智村のイメージがあるが、県全体であることを宇宙県としてアピールしてもらいたい。


○自己紹介

  • HAさん
    信濃大町の観光大使
    前日、八坂中学校にテレビ信州(もう中学生/別の取材)が来たので宇宙県の宣伝をしておきました。
  • SSさん
    東京から。プラネタリウムの解説をしていた。
    ご縁があり参加。先週は木曽に行きました。
  • YSさん
    大町のフォーマルハウトで活動。
  • TSさん
    朝日村天文同好会で活動。あまり地域の活動はできていない。
    流星の観測。最近は流星が大きくなる傾向。
  • TMさん
    山形村、ミラフード館で活動。ミラフード館は26年。
    小学生対象の親子天体教室。協力メンバー6名の体制で実施。
  • YIさん
    松本市(旧奈川)、高ソメキャンプ場の天文台で星空案内。マナスル、塩尻星の会にも参加。
    高ソメキャンプ場の天文台が老朽化。
  • YYさん
    マナスル山荘天文館。山の上で山荘をしています。
  • RYさん
    マナスル山荘天文館。
    南信カテゴリだったが、中信の方が近いのでこちらに参加。
    5月に2泊3日で星のソムリエ養成講座を開催、すでに18名、満員。
    長野での星のソムリエ養成講座が少ない。潜在需要あるのでは。
  • YMさん
    神奈川から。宇宙県のMTGには第1回より参加。
    プラネタリウムが好きで天文普及活動を始めた。
    宇宙県の活動は夢があって楽しみ。
  • HHさん
    塩尻星の会所属。教えてもらいたくて入会したが、すぐに色々と活動することになった。
  • SHさん
    松本市在住。池田町の カフェ風のいろ で月1回の星空案内。観光客が来るときもある。
    素人なので、子供たちに寄り添えると思っている。
  • MM1さん
    カフェ風のいろ で活動。フォーマルハウトにも参加。
    三鷹で星のソムリエを取得。
  • KMさん
    明科の天平の森天文台で観察会。星食のビデオは人気。
  • MM2さん
    塩尻星の会。長野県天文愛好者連絡会の事務手伝いしています。/li>
  • TMさん
    フォーマルハウト所属。元々は松本星の会。

○フリートーク

  • 観察会の状況
    • ミラフード館は月2回(過去は毎週)。
    • 塩尻は月1回。
    • カフェ風のいろ は月1回
    • 高ソメキャンプ場は不定期(操作できる人が来るとき)
  • 工夫している点、良い点など
    • 今年8/1-8/5まで連続で火星観察会(ミラフード館)。観察できるチャンスが増えるのでとても良い。
    • 親子天体教室で子供にコントローラーの操作をさせたら好評。
  • 課題
    • 観察会を開催していることを知られていない。
      →宣伝が大切。
    • 観察場所が辺鄙で行きにくい。
      →駅前開催したこともあり。
      →街中で観察会を開催することも大切。
    • 周りが明るい。
      →星は見えずらいが子供が来やすい。
  • 観光について
    • 山荘にTVの取材後は客が増えた(マナスル山荘天文館)。
      -観光地は首都圏からのお客が多いので、宣伝効果は大きい。
      -例えば阿智村。
    • 阿智村=長野の星空のイメージが強すぎる。
    • 長野県は宇宙県の認知度が低い。
    • 阿智村を参考に星空を資源にしようとしている場所(白馬や乗鞍)もある。
    • その場所特有のキラーコンテンツがあると良い。
    • 観光と地域への天文普及は分けて考えた方が良い。
    • 宙ツーリズムで星空のガイドブックを作る予定。
    • 長野県の観光局のインスタグラムは星空が多い。

南信・木曽・東海分科会

○概要

  • 自己紹介、活動の内容、問題点。
  • 木曽の東京大学木曽観測所は地元とうまくコラボレーションしている。
    - 木曽星の里づくり推進協議会
    - 知事訪問時にも東京大学木曽観測所による地域おこしを奨励された
    - 木曽観測所は地元や愛好者に開かれている
  • 駒ヶ根市/千畳敷での観察会の様子
    - 観光会社の協力で実施
    - 観光客、ホテルの宿泊客
  • マナーの悪さが目立つ
    →マナーに関する発信も必要では。
  • 会社内の同好会がある。地域や地元へ広がりができると良い。
  • 2019年秋に星イベントを計画している実行委員会あり。


○自己紹介

  • SOさん
    下伊那在住
  • TYさん
    飯田市美術博物館専門研究員。
  • YHさん
    駒ケ根市から参加。
  • TAさん
    東大木曽観測所。地域の皆さんと連携して星空観察を行っている。
  • KMさん
    南信から参加。科学全般が好き。
  • TSさん
    東大木曽観測所。
  • THさん
    伊那市からの参加。現在、木曽駒ケ岳 千畳敷ホテル周辺と阿智村治部坂にて星空ガイドをしている。また、駒ケ根市では、星空案内人養成講師として活動している。
  • T夫妻
    岐阜県から参加。夫婦で観察会を行っている。
  • JSさん
    木曽星の会所属。「木曽星のふるさとづくり協議会」として活動。
    東京大学木曽観測所と連携して観察会などの活動をしている。
    「長野県地域発元気づくり支援金」(補助金)を使って活動した。
  • AHさん
    星のソムリエとして活動。星景写真を撮影している。
    所属会社内で天文同好会を結成し総勢48名で活動している。
  • TKさん
    週一回程度の星空観察会を行っている。
  • TAさん
    伊那や開田高原で活動している。
  • MKさん
    名古屋市から。普段は都会の空では2等星がやっと。そんな中でも流星などの観測に興味を持ち、名古屋科学館、YACのサテライトクラブとして、また、FaceBookで情報を提供している。

○議論・フリートーク

  1. 東大木曽観測所と木曽星の会の活動協力について
    • 2016年7月に長野県知事が木曽地方事務所(現 木曽地域振興局)に来所したときに、「木曽の皆さんには、星空を仲立ちとして、それぞれ管・民 横のつながりをもって活動してほしいとの要望があったという。
    • 木曽には「木曽 星のふるさとづくり協議会」があり、地域の魅力発信として星空を売りにしている。また、東大木曽観測所には30センチの望遠鏡があり、これを有効活用し、外部の方も、空き家などの利用をすることにより、宿泊した星空観察ができるよう模索している。
    • また、名古屋圏の方も木曽との連携を取りたいとの意見が出た。
    • 木曽でも光害の影響が出ているので、LED照明の在り方(上方拡散の防止・防犯灯の必要数の確認など)やライトダウンも考えている。
    • ライトダウンについては、全県的な取り組みができないか。
  2. 駒ケ根・千畳敷での星空観察の状況について
    • 現在は年6回の観察会。1回に約15~16名の観光客の方が参加されているが、ホテル宿泊者も、飛び入りで参加されることがある。
    • 主催は「JR東海」や「中央アルプス観光」など。
    • 8センチの屈折望遠鏡や13センチの反射望遠鏡なども使用。
    • 参加者は、非日常的な体験に満足している。
  3. 会社内で同好会が作られたことについての報告
    • 金環日食の時に会社の中に天文愛好者が集まり天文部を作った。
    • 会社は1000名規模の企業であり、労使交渉の場もあり、福利厚生としてある程度の活動補助金も会社側が負担してくれている。年配の方から若い人まで、幅広い年齢層で構成されている。
    • 長野県内「もみじ平」で合宿を行ったこともあり、年4回ほどの遠征合宿を行っている。
  4. 都会での星空観察会についての報告
    • 25センチの屈折望遠鏡で毎週金曜日、土曜日の観察会を開いている。
    • 駅前での定期的なストリートビューを行っているという岐阜県の例を報告してくれた。
  5. 星空観察に関したトラブル・マナーの在り方について
    • 星を単純に見たいと思う人、星空の写真撮影をしたいと思う人、天文ファンには多様な考えの皆さんがいる。
    • 例えば、写真撮影をしているときに車の前照灯をつけて侵入してくる方もいる。路上駐車も目立つ。ごみの処分の問題もある。
    • こういったことを、誰がどのように観察者に対して周知するのかは今後の課題。
    • 下伊那郡平谷村高嶺山(たかねやま)や茶臼山での実例を挙げての報告があった。
    • ホームページでの告知・SNS・現場に表示するなどの方法もあるのではとの意見も出る。
    • ツアー客の場合には、観察の中でしっかりと注意喚起することも考えられる。

各分科会報告後の一言コーナー

  • 岐阜市科学館
    第2土曜日に科学館、第4土曜日に岐阜駅前で観察会を実施しているので、お越しください。
    駅前は興味ない人にも見てもらえる。
  • 木曽星の会
    大きなイベント開催時にお手伝いしてほしい。
  • 飯田市美術博物館
    1/20に天文講演会あります。
  • 木曽星の里づくり推進協議会天文講座
    12/9に『映画上映&天文トーク』実施します。
  • 大西さんより
    星空マップ→マナーについて同時に進めたい
  • 司会より
    連絡会のサイトのイベントページ、利用してください。


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